依頼後,まずは別居するところから始めました。妻に離婚をしたいという話をする前でしたが,依頼者は妻は話が通じないことから先に離婚を切り出すと別居を妨害されることを懸念していたため,当事務所の助言を受けながら妻に気づかれないように別居しました。無事別居を済ませると,そこからは当事務所が代理人として,妻に離婚の意思を伝え交渉が始まりました。交渉では妻に対し標準的な条件での離婚を求め,妻にも特に不利にならないように配慮を示しつつ交渉しようとしましたが,妻は依頼者の言う通り話し合いをするのが難しい人で,当方の話には全く耳を貸さず,不合理な主張を繰り返すばかりであったため,離婚に向けた話合いが全く進みませんでした。そこで,当事務所は調停を申し立て,調停委員を味方につけて,2年以上妻と粘り強く交渉した結果,無事依頼者は妻と適正な条件で離婚することができました。