我々はさっそく妻へコンタクトを取りましたが,お話し合いでの離婚に応じる様子はなかったため,すぐに離婚調停を申立てました。
代理人を通しての調停では,妻も真摯に応じざるを得ないと観念し,しっかりと互いの希望を主張しました。
その結果,財産分与については,別居期間を考慮した適切な金額とし,子供との定期的な面会交流のほか,子供と直接連絡を取り合うことも認めさせることができました。
また,妻と子供が居住している依頼者名義の住宅についても,明け渡しまで十数年の期限を設けるかたちで取決めを行い,養育費を含めて妻と子供の生活にも十分に配慮した内容で,無事に離婚を成立させることができました。