依頼者の主な希望としては,親権は譲れないこと,養育費として月々の支払ではなく一括して前払いすること,財産分与として車を譲り受けること等がありました。
我々はさっそく,夫側の弁護士へこれらの意向を提案し,回答を待ちました。
しかし,なかなか回答が来なかったため,都度督促を行いました。
時間がかかることで,現在夫側へ請求をしていない生活費の分担についても請求せざるを得なくなることを伝え,こちらの提案内容を明記した離婚協議書案も送りました。
ほどなくすると,夫側の弁護士からの回答が届き,こちら側の提案内容を基本的に認めますというものでした。
その後は,依頼者の意向を確認しながら,細かい部分の取り決めを代理人同士で行っていき,無事に依頼者の納得のいく条件で離婚を成立させることができました。