<female25>夫側の主張を退け,財産分与,養育費ともこちらの主張を認めさせた事例
<事案>
相談者は,順調に結婚生活を送っていましたが,子供が生まれてからは,相談者が子供にかかりっきりになったことや,夫の仕事が忙しくなったことがきっかけで,徐々に関係が悪化していきました。
そして,次第に夫のモラハラが始まり,暴力を受けてしまったことをきっかけに,夫と距離を置くために別居を開始しました。
その後,夫からは,すぐに離婚したいとの申込みがありました。相談者も,夫と夫婦でいることは難しかったのですが,子供がまだ幼く,自身の収入にも不安があったので,離婚に応じるべきか悩み,当事務所にご相談くださいました。
初めてご相談にいらした際は,別居後も婚姻費用が滞りなく適正な額が支払われていたことや,相談者にまだ離婚の決心がついていないこともあり様子を見ることとしました。
しかし,その後,夫が弁護士をつけて離婚調停を申し立ててきたことから,再度,当事務所にご相談いただき,なるべく有利な条件での離婚を目指すという方針で,正式にご依頼いただくこととなりました。
<解決>
離婚調停では,財産分与と養育費が,主な争点となりました。
財産分与については,夫は,分与する額をなるべく少なくしようとして,色々な主張をしてきました。
しかし,当方は,それらを全て退け,調停を優位に進めていきました。
そして,最終的には,当初に夫が主張していた額よりも,1000万円以上も多い金額の分与を受けるという内容の調停を成立させることに成功しました。
養育費についても,夫は,少しでも金額を減らそうと,様々な主張をしてきましたが,当方はそれらを全て退け,最終的に成立した調停の内容は,十分な金額のものでした。
こうして,最終的に,依頼者に十分に満足していただく内容の離婚を成立させることができました。
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