<female23>夫からの嫌がらせを封じ込め,納得いく条件で離婚できた事案
<事案>
相談者は,夫のモラルハラスメントに悩んでいましたが,夫の不貞が判明し,夫に問いただすと,夫は激高し,離婚する,出て行けなどと言われるようになりました。
相談者は,子どものことを考え,極力離婚は避けたかったので,夫からの離婚や退去の要求にも,拒否をし続けていました。
しかし,夫の相談者に対する嫌がらせ行為がエスカレートしてきたため,相談者は,どうしたらよいか困り果て,当事務所にご相談くださいました。
そして,当事務所の弁護士から,いくつかの選択肢の説明を受け,相談者は,可能な限り有利な内容で夫と離婚する方向で話を進めることを決め,当事務所にご依頼くださいました。
<解決>
当事務所の弁護士は,夫を事務所に呼び,夫の法的な立場や,依頼者の主張を説明しましたが,全く話にならなかったので,速やかに,夫を相手方として婚姻費用分担調停を申し立てました。すると,夫も弁護士を代理人に立て,依頼者に対し離婚調停を申し立てました。
調停の場では,当事務所の弁護士は,速やかに依頼者の婚姻費用を確保したうえ,そもそも有責配偶者である夫側からの離婚の請求は裁判上認められないものであることから,依頼者が親権を取得するのは当然のこと,養育費や財産分与,慰謝料についても今後の生活に十分に配慮した内容でないと到底受け入れることはないと強く主張しました。
また,調停の当初は,依頼者は,同居していた夫から度重なる嫌がらせを受けていましたが,当事務所の弁護士の対応により,かなり嫌がらせを封じ込めることができました。
そして,最終的には,夫側に,高額の慰謝料,十分な養育費,適正な財産分与など,依頼者の納得できる条件を認めさせることができ,無事に離婚が成立しました。
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